テキサスホールデムのルール

テキサスホールデムとは？

テキサスホールデムは、世界で最も人気のあるポーカー形式です。各プレイヤーに配られる2枚の手札と、場に公開される5枚の共通カードを使って、最も強い5枚の手役を作った人が勝者となります。

• 使用カード：ジョーカーなしの52枚
• プレイヤー人数：通常2～9人
• 1ゲームの流れ：ブラインド → 配布 → 賭け → 勝負

役の強さ（ハンドランク）

テキサスホールデムでは、以下の順で役の強さが決まります。

ロイヤルフラッシュ (Royal Flush)

A〜10の同じスート。テキサスホールデムで最も強い役です。

ストレートフラッシュ (Straight Flush)

5枚の連番かつ同じスート。非常に強力です。

フォーカード (Four of a Kind)

同じ数字が4枚。例えば 9♠ 9♦ 9♥ 9♣ + 1枚。

フルハウス (Full House)

スリーカードとワンペアの組み合わせ。

フラッシュ (Flush)

同じスートのカード5枚。数字は連続していなくてもよい。

ストレート (Straight)

連番のカード5枚。スートは異なっていてもよい。

スリーカード (Three of a Kind)

同じ数字のカードが3枚。

ツーペア (Two Pair)

2組のペアがある手。例：K♠ K♥ と 5♣ 5♦。

ワンペア (One Pair)

1組のペアがある手。その他の3枚はバラバラ。

ハイカード (High Card)

役が何もない手。最も強いカードで勝負。

基本アクション

• チェック（Check）：賭けずに次に進む。
• ベット（Bet）：最初にチップを賭ける。
• コール（Call）：前のプレイヤーのベット額に合わせる。
• レイズ（Raise）：前のベットより多く賭ける。
• フォールド（Fold）：勝負から降りる（カードを捨てる）。

ゲームの流れ（各ステージの詳細）

1. ブラインド（強制ベット）
   ゲーム開始前に、ディーラーボタン左のプレイヤーが「スモールブラインド（SB）」、その左が「ビッグブラインド（BB）」を支払います。これによりポット（賭け金）が生まれ、ゲームが始まります。
2. プリフロップ（手札配布＆最初の賭け）
   各プレイヤーに裏向きの手札が2枚ずつ配られます（ホールカード）。
   ビッグブラインドの左隣（アンダー・ザ・ガン）から時計回りにアクション開始：
   • フォールド（Fold）：降りる
   • コール（Call）：BBと同額を出す
   • レイズ（Raise）：BBより多く賭ける
   すべてのプレイヤーが同額になるか降りるまで賭けが続きます。
3. フロップ（共通カード3枚の公開）
   ディーラーが山札の1枚を捨て（バーンカード）、次に共通カードを3枚表向きに場に出します。これが「フロップ」です。
   残っているプレイヤーは、スモールブラインドから順にアクションを行います：
   • チェック（Check）：ベットせずパス（前の人がベットしていない場合のみ）
   • ベット（Bet）：新たにチップを賭ける
   • コール／レイズ／フォールド
4. ターン（4枚目の共通カード）
   再び1枚をバーンした後、4枚目の共通カードを公開。
   「ターンカード」と呼ばれ、役が大きく動く重要なフェーズです。
   再びスモールブラインドからアクション。
5. リバー（最後の共通カード）
   最後に1枚バーンし、5枚目の共通カード（リバーカード）を公開します。
   最終的な役が完成する重要な局面です。
   最後のベッティングラウンドが行われます。
6. ショーダウン（勝負）
   すべてのベッティングが終了し、2人以上のプレイヤーが残っていれば、ショーダウンが発生します。
   手札を公開し、共通カードと合わせて最強の5枚の役を作ったプレイヤーがポットを獲得します。